レッズ・秋山翔吾 日本時間3月5日にチーム再合流へ

個人的な理由でチームを離れている秋山翔吾(レッズ)が日本時間3月5日にチームに再合流する予定であることが明らかになった。秋山は日本時間2月27日からチームを離れており、7日ぶりに戻ってくることになる。デービッド・ベル監督は日本時間3月4日に「(秋山の離脱は)そんなに長くはならないと思う。数日以内に戻ってくるんじゃないかな」と話していた。まだシーズン開幕までには1ヶ月近くの期間が残されており、開幕には十分に間に合いそうだ。

今季はナショナル・リーグで指名打者制が採用されないことが決定的となっているため、レッズはジェシー・ウィンカー、ニック・センゼル、ニック・カステヤーノス、秋山の4人、あるいはアリスティデス・アキーノも加えた5人の外野手を3つのポジションで使い分けていかなければならない。打線の中軸を担うウィンカーとカステヤーノスが両翼に入り、ベルが「センゼルがセンターの1番手」と発言しているため、秋山は現時点で外野4番手という位置付けだ。

ただし、ベルは「センゼルが毎日プレーするわけではない。我々は4人の外野手に出場機会を与える必要がある」とも話しており、秋山にもレギュラー級の出場機会が与えられる見込み。開幕戦で対戦するカージナルスはすでに開幕投手を右腕のジャック・フラハティと発表しており、ベルは開幕戦の「1番・中堅」に右打ちのセンゼルではなく、左打ちの秋山を起用するかもしれない。

とはいえ、より多くの出場機会を確保するためには、開幕までの1ヶ月弱のあいだにオープン戦で自身の価値をしっかりアピールしておく必要がある。秋山は「昨季の成績には満足していない」と語っており、オフシーズンの調整を経て進化した姿を首脳陣に見せておきたいところだ。

なお、メジャーリーグ公式サイトは「秋山はチームに再合流する前に新型コロナウイルスの検査を受け、陰性の結果が必要になる」と伝えている。オープン戦の出場予定などは今のところ明らかにされていない。

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