コロナ禍の防災教育、実践学ぶ 6日にオンラインフォーラム

 防災教育の現状や工夫を学ぶフォーラムが6日、オンラインで開催される。東日本大震災で注目された岩手県釜石市の実践などを踏まえ、コロナ禍の中で取り組まれてきた事例を共有する。

 防災教育の重要性は近年相次ぐ災害を受けて高まっているが、学校現場の忙しさなどから定着していないのが課題。フォーラムを主催する認定NPO法人「かながわ311ネットワーク」は2011年の震災以降、「防災教育ファシリテーター」の養成講座や授業の支援などを通じて、意欲ある学校を後押ししてきた。

 フォーラムでは、釜石の教訓を知る「学び塾」を昨夏に開いた横浜市立戸塚高校などの担当者が発表し、県内各地で活動するファシリテーターも取り組みを報告する。

 釜石市の中学校で防災教育を実践してきた文部科学省安全教育調査官の森本晋也さんの講演に続き、「コロナ禍の防災教育を考える」をテーマとした討論を行う。

 午後1~5時、無料。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を利用する。同NPOウェブサイトの専用フォームから申し込む。問い合わせは、同NPOの石田真実理事電話070(5459)8483。

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