DIYでトイレ小屋を作ってみた【雨水タンク自動給水システム・ソーラー給電】

DIYでトイレ小屋を作ってみた【雨水タンク自動給水システム・ソーラー給電】

完成写真

レシピの概要

かかった費用

8000円

所用時間

半日

材料

雨水タンク200リットル(1個)
5V水中ポンプ(1基)
給水ホース(1本)
フロートスイッチ(1個)

工具

インパクトドライバ
サンドペーパー
カッター・テープ類

作り方

STEP1

トイレタンクに水を送るための水中ポンプを取り寄せました。USB給電で動くタイプなので省電力で動きます。

STEP2

水中ポンプのON・OFFを自動で切替えるため、フロートスイッチも取り寄せました。水の中に入れて任意の水位になるとフロート(浮き)が上がって(or下がって)スイッチが入る仕組みです。

STEP3

雨水タンクは300リットルとかそれ以上の大きく硬いプラ系のも検討しましたが、お試しサイズとして200リットルの組み立て式のものにしてみました。

STEP4

骨組みとビニール製のタンクが別々で梱包されて届きました。6本のポールを差し込み排水用蛇口を組み込んで、あとはチャックを閉めるだけなのでカンタンです。

STEP5

USB給電のケーブルの間にフロートスイッチを割り込ませ、ON・OFFを制御するように配線します。

STEP6

このフロートスイッチをトイレタンクの上部に配置します。とりあえずの位置に固定して後で高さや向きなどを調整します。(フロートが下がるとスイッチONするように設置。写真は調整前)

STEP7

雨水は、以前作った作業小屋に雨水を濾過して取り出す雨樋を設置したので、そこから拝借します。

STEP8

雨水を全部タンクに流すと大雨の時にオーバーフローするので流れる雨水の一部だけ取り出すように細めのホースを設置しました。ホースに入ってくる雨水以外の水はスルーされます。

STEP9

そのホースを雨水タンクの上部に入れます。

STEP10

水中ポンプは雨水タンクの底に沈めました。このポンプは小さいながらも最大揚程2Mあるのである程度高低差があっても問題なく吸い上げてくれます。

STEP11

ポンプとセンサーを動かす電力は、以前設置したソーラーシステムから5VのUSB電源を引いてきました。

STEP12

吸い上げた水はタンク上部の手洗い用の穴からホースを通して給水されるようにしました。

STEP13

写真だと非常にわかりにくいですが、この仕組みで「トイレのレバーを引くと→トイレタンクの水が落ち→フロートスイッチがON→ポンプが水を吸い上げる→トイレタンクに給水される→水位が上がるとフロートスイッチがOFFされて給水が止まる。というシステムができました!

レシピのコツ・ポイント

2.0W以下ポンプは弱くて水が上がらなかったので買い直しました。種類によって様々ですが今回のポンプは水がたまるまで少々待ちます。100V給電で構築するなら、お風呂の水を洗濯機に組み上げる用のパワーのあるポンプを使ってもいいかもしれません。

やってみた感想

水道用の配管は使わず残してあるので後で水道も配管します(水道水との同時給水が可能)が、水道を使わずソーラー給電と雨水タンク、水中ポンプの組み合わせで家の電気に頼らず給水できる、災害にも強いトイレになったと思います。

レシピを書いた人

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