新潟県上越市の「第96回高田城址公園観桜会」、2年ぶりの露店復活

昨年の観桜会の様子

新潟県上越市、公益社団法人上越観光コンベンション協会などは4日、4月1日から15日まで上越市の高田城址公園で開催される「第96回高田城址公園観桜会」の概要を発表した。

それによると、2年ぶりの露店復活となる。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響のため、例年県外から来る露店業者は受け入れず、今年は上越市、妙高市、糸魚川市の事業者に限定する。

昨年は新型コロナウイルス感染症拡大のため、露店や上越市内業者が出店する団子販売などの物産展は一切廃止した。

例年、露店業者は300店舗ほどになるが、今年は約3分の1の100店舗ほどになる見通し。地元業者の物産展は例年30店舗ほどだが、今年は20店舗に減る見通し。

また、昨年に引き続き、会場内での宴会は禁止となり、飲食物の提供もテイクアウト限定となる。

ぼんぼりの点灯や、高田城三重櫓と〝桜のトンネル〟として人気があるさくらロードのライトアップは実施するが、点灯式や花火の打ち上げ、パレードなどは行わない。さくらロードは密接・密集回避のため、一方通行とする。

また、関川河川敷沿いなどの臨時駐車場は開設するが、密集を避けるため、臨時駐車場と会場を往復するお花見シャトルバスは運行しない。

なお、例年であれば東京都からのバスツアーなどの観光客が詰めかけるが、今年はPRは新潟県内を中心に行い、首都圏や近畿圏などの大都市圏には行わないという。

上越市産業観光交流部観光交流推進課は、「宴会はもちろん、歩きながらの飲食も禁止になる。会場では、マスクの着用をお願いします」と話している。

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