ブーム到来!? 鹿児島県の本格焼酎をソーダ割で飲み比べてみた

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2021年もまだまだ続く家飲み需要。そんな中、焼酎世界一・鹿児島県の本格焼酎をソーダ割で飲むことが、ひそかなブームになっているのだとか。ということで、4つの鹿児島焼酎をソーダ割で飲み比べてみた。

「ニューウェーブ焼酎」が続々登場

焼酎は、お酒に強い人が飲むお酒というイメージを持たれがち。確かに、会社の飲み会等で最初はビールで乾杯するものの、お酒好きな人はすぐに芋焼酎のロックを飲んでいたりする。また、焼酎には和食しか合わないのでは?と思われがちだ。そんなイメージもあってか、近年、焼酎の消費量自体は年々下がっているという。しかし、そんな中で様々な酒造が新たな焼酎の開発に乗り出しており、「ニューウェーブ焼酎」が続々と登場しているのだとか。

もともと、割り方・銘柄などにより様々な味わいを楽しめる焼酎だが、とくにおすすめなのが、「ソーダ割」。焼酎の風味を残しつつも、後味さっぱりに飲むことができ、和食に限らず中華、フレンチなどとのペアリングも楽しめるものになっている。

また、「焼酎のソーダ割」が注目を集めているわけは、どうやら世の中の健康志向とも関係している様子。じつは、ダイエットにも良いらしい。焼酎は蒸留する過程で、糖分がもろみに残る、もしくは蒸発しない為、出来上がった焼酎に糖分は含まれない。そのため、ビールや日本酒に比べてカロリーはグッと低くなっている。また、焼酎に含まれているアルコールのカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれるもので、体内に蓄積されることなく消費される優先順位が高いカロリー質となっている。苦労して糖質オフ、低カロリーの商品を選ばずとも、本格焼酎を飲むことでそうした健康への気遣いが自然にできてくるわけだ。

では、今回は鹿児島県の酒造さんからお取り寄せした4つの本格芋焼酎をご紹介。

小鶴 the banana(小正醸造)

小正醸造が2020年春に新発売した「小鶴 the banana」は、そのビジュアルのインパクトにまずはビックリ。音楽ファンなら真っ先に『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』のジャケットを連想するはず。う~ん、和洋折衷のユニークさに早くも味が気になってきた。ワイン酵母の一つで白葡萄の品種である「ソーヴィニヨン・ブラン」由来の酵母とさつま芋(黄金千貫)を組み合わせることで、まるでバナナのような甘く柔らかな香り、甘みと酸味のバランスの良い爽やかな本格芋焼酎を作り上げたという。香りを嗅いでみると、確かにバナナの甘い香りがする。ソーダ割にするには、強炭酸がおすすめ。焼酎1:ソーダ3の割合で氷を入れたグラスに注ぎ、マドラーでひと回し。果実味がふわ~っと香る爽快な味わいで、白ワインを飲むように白身魚料理と合わせてみたら、見事にマッチして美味しい。これぞまさに、「ニューウェーブ焼酎」だ。

薔薇の贈り物(大海酒造)

芋焼酎をベースに、地元の「かのやばら園」で無農薬栽培された香り高いバラ・ダマスク系「ロサ・ダマッセナ」を原料に使用。香りの出る酵母と特殊な麹を使用し、高貴で自然なバラの香りを引き出している。芋焼酎のクセも残しつつ、ソーダで割るとほのかに香るバラが、日常を忘れさせてくれそう。贈答用にも喜ばれること間違いなし。

枕崎(薩摩酒造)

商品名の枕崎とは、薩摩酒造があり、薩摩焼酎発祥の地と言われる鹿児島県枕崎市のこと。地元産の黄金千貫と国内産の米麹を原料に、昔ながらのかめ壷で仕込まれている。濃厚な芋の香りが強く感じられ、芋焼酎好きな人にはたまらないストロングな飲み口。ソーダ割にすることで、すっきりとした味わいになる。個性が強い分、芋のまろやかさと炭酸のシャープさがほどよくマッチして飲みやすい。

一尚ブロンズ(小牧醸造)

小牧醸造の創業100周年に発売された商品で、酵母菌にビール酵母を使用して超低温発酵にて作り上げた焼酎。フルーティーな香りと芋の甘みが感じされるクセがなくスッキリ軽やかな飲み口で、ソーダ割するのにピッタリ。ビール酵母を使用しているということで、ステーキやからあげなどガツンとした肉料理にも合いそう。焼酎ビギナーにおすすめしたい焼酎だ。

これまで本格的な焼酎を飲んだことのない若い人や、「そこまでお酒が強くないし……」となんとなく敬遠してきた人たちも、おうち時間が増えているこの機会に、まずはソーダ割で鹿児島県の本格焼酎を試してみてはいかがだろうか。きっと新しいお酒の楽しさと出会えるはず。

岡本貴之

おかもと たかゆき