【J1】コロナ禍のG大阪が6日 鹿島戦の中止発表 2試合連続で今後の影響は?

G大阪の宮本監督

J1G大阪は4日、ホームで開催予定だった鹿島戦(6日、パナスタ)を中止すると発表した。クラブ公式ホームページによると、この日までに新型コロナウイルス感染症のPCR検査で選手5人、スタッフ1人が陽性となり、現時点で感染の影響範囲を確認できないため、中止を決めたという。

G大阪は3日の名古屋戦前に、選手4人、スタッフ1人がPCR検査で陽性となり、急きょ試合は中止。これで2試合連続となった。また、試合の代替日などは協議中で決まっていないという。

さらにチーム内に感染者が出るようであれば、今後も試合中止が続く可能性もありそうだが、G大阪は今季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するため、開幕する4月以降は過密日程になることが避けられない。そんな中に代替試合を組み込まなければならず、チームや選手への負担は大きくなる。

3日に名古屋戦の中止が決まった際、Jクラブ関係者は「例えばユース選手を2種登録して公式戦に出られるようにするとか、いろいろと(負担を減らす)やり方はある。ただ、勝ち負けのところは厳しくなるだろうけど…」と話していたが、今季の優勝候補にも挙げられたチームだけに影響は必至だ。

Jリーグとしても試合中止で世間のイメージダウンは免れない。非常事態宣言の解除後、さらなる観客動員をもくろんでいたが、厳しい状況に追い込まれそうだ。

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