米、航空機補助金巡る対英関税4カ月停止 紛争解決に向け

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[ロンドン/ワシントン 4日 ロイター] - 米国は4日、航空機補助金を巡る対立からスコッチウイスキーなど英製品に適用している報復関税を4カ月間停止すると発表した。両国はこの期間内に紛争解決を目指すと述べた。

米航空機大手ボーイングと欧州航空機大手のエアバスに対する補助金を巡り、米国と欧州連合(EU)、英国は長期にわたり数十億ドル規模の報復関税の応酬を続けている。

米国のトランプ前政権がEUから輸入する一連の食品やワイン、酒に関税を課し、業界からは将来が危険にさらされているとの声が上がっている。英国は元EU加盟国として補助金紛争に関与している。エアバスは英国で翼やその他の部品を製造し、EUで民間航空機を組み立てている。

米英は共同声明で「英国と米国は、産業の負担を減らし、世界貿易機関(WTO)で最も長い紛争の解決に向け大きな一歩を共に踏み出すため、4カ月間関税を停止する」と説明。「中国のような非市場経済国による参入がもたらす課題に真剣に対処する」と述べた。

関税停止は一時的であり、英製品にのみ適用する。米当局者によるとEU製品に対する関税は維持する。

英当局者は、英国のEU離脱を正当化する「本当の勝利だ」と評した。英側は既に米製品への関税を停止している。

バイデン米大統領が通商代表部(USTR)代表に指名したキャサリン・タイ氏の上院本会議での指名承認公聴会は来週開かれる。タイ氏は先月開かれた上院財政委員会の指名承認公聴会で、EUと英国との長期にわたる航空機補助金紛争を解決することを優先事項とすると述べた。