ジャイアンツ・山口俊がオープン戦初登板 1回を2安打無失点

山口俊(ロイター=USA TODAY)

ジャイアンツとマイナー契約している山口俊投手(33)は4日(日本時間5日)にアリゾナ州スコッツデールでのホワイトソックスとのオープン戦に中継ぎで初登板し、1回を2安打無失点、1三振で勝ち投手になった。試合は7回制でチームは3―1で勝った。

0―0の5回に5番手でマウンドに上がった。先頭ガルシアを二ゴロ、続くアドルフォを空振り三振と簡単に二死を取ったが、ルクロイ、エンゲルに連打され二死一、二塁のピンチを迎えた。しかし、2019年のア・リーグ首位打者アンダーソンを左直に抑えて、無失点で切り抜けた。

ジャイアンツの先発投手陣は通算128勝のクエト、同50勝のガウスマンが軸だが、同地区のライバルである昨年世界一のドジャース、ダルビッシュ有投手(34)、左腕スネルをトレードで獲得したパドレスの充実度と比べると層の薄さは歴然。救援陣も駒不足だ。メジャー契約を手にするチャンスは十分ある。オープン戦で結果を積み重ねるしかない。

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