春の景色広がる 3月5日「啓蟄」

地面から顔を出したツクシ=長崎市、あぐりの丘

 5日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。冬ごもりをしていた動物や虫たちが土から出てくる頃とされる。
 長崎市四杖町のあぐりの丘では春の景色が広がり、ツクシがにょきっと地面から顔を出している。タンポポが花を咲かせ、池ではオタマジャクシが元気いっぱいに泳ぐ。西彼時津町左底郷の介護士、山口裕一さん(29)は「ツクシを久しぶりに見て、新鮮な気持ちになった。家族で伸び伸びと遊べてよかった」と、リフレッシュした様子。
 長崎地方気象台によると、向こう1週間の長崎県地方は最高、最低気温ともに平年よりおおむね高くなる見通しという。

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