シェフィールド兄弟の投げ合いが実現 マリナーズ対ロッキーズ

日本時間3月5日に行われたマリナーズ対ロッキーズのオープン戦でジャスタス・シェフィールド(マリナーズ)とジョーダン・シェフィールド(ロッキーズ)の兄弟による投げ合いが実現した。1996年生まれの弟・ジャスタスが先発して2イニングを2安打無失点に抑えると、1995年生まれの兄・ジョーダンは4回裏に登板して1イニングを1安打1失点。シェフィールド兄弟が同じ試合で登板するのは、プロ入り後初めてだった。

シェフィールド兄弟が所属するチーム同士が対戦するのは今回が2度目。前回は2019年6月、兄・ジョーダンがドジャースのAA級、弟・ジャスタスがマリナーズのAA級でプレーしているときに4連戦があったものの、ジョーダンは2試合目と4試合目、ジャスタスは3試合目に登板したため、同じ試合での投げ合いは実現しなかった。ようやく投げ合いが実現し、ジャスタスは「最高だよ。兄と同じ試合でプレーできるのは本当に恵まれていると思う」と大興奮だった。

弟・ジャスタスは今季がメジャー4年目のシーズン。2014年のドラフトでインディアンスから全体31位指名を受けてプロ入りし、2016年7月にアンドリュー・ミラーとのトレードでクリント・フレイジャーらとともにヤンキースへ移籍。2018年9月にメジャーデビューしたあと、同年11月にジェームス・パクストンとのトレードでマリナーズに加入した。昨季は10試合に先発して4勝3敗、防御率3.58をマーク。今季も先発ローテーションの一角としてさらなる活躍が期待されている。

一方、兄・ジョーダンは2016年のドラフトでドジャースから全体36位指名を受けてプロ入りし、昨年12月のルール5ドラフトでロッキーズに移籍。今季は開幕ロースター入りが有力視されているが、まだメジャー経験はない。2019年はマイナーで49試合に登板して4勝5敗13セーブ、防御率3.27を記録した。

マリナーズとロッキーズの対戦はレギュラーシーズン中にも4試合組まれている(6月に2試合、7月に2試合)。オープン戦での投げ合いが実現し、次は公式戦での兄弟対決が目標になりそうだ。

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