3月5日、住友ゴム工業は4月10日の岡山国際サーキットを皮切りに開催される国内最高峰レースのひとつであるスーパーGTに、ダンロップとしてのサポートを強化すると発表した。
既報のとおり、2021年のスーパーGT GT500クラスに参戦するTEAM Red Bull MUGENがタイヤをダンロップにスイッチすることになり、昨シーズンもポールポジション2回と表彰台を獲得しているModulo Nakajima Racingに加え2チームにタイヤを供給することになったダンロップ。
同社がGT500クラスの複数チームにタイヤを供給するのは2010年以来のことになり、Nakajima Racingには15年以上に渡りタイヤ供給サポートを継続している。
そして2021年には、新たにTEAM Red Bull MUGENのホンダNSX-GTが加わることとなり、ダンロップはGT500クラスの2チーム2台にタイヤを供給することになるため、テストやレースにおける評価データを増やし、開発スピードを加速させることで優勝を狙っていくという。
さらにGT300クラスでは、昨年から継続のGAINER、R&D SPORT、K-tunes Racingに加え、今シーズンからLM corsaと、GAINERの追加1台を合わせた4チーム5台にダンロップがタイヤを供給する。
ダンロップによると、GT300クラスでの5台供給は2006年以来15年ぶりになるといい、これまでGT300クラスでのダンロップタイヤ装着チームは安定して上位争いを繰り広げていたが、さらにサポートが厚くなるということで、さらなる結果に繋げていきたいところだ。
■2021年スーパーGT ダンロップタイヤ活動計画
クラス チーム 車両 ドライバー
GT500 Modulo Nakajima Racing Honda NSX-GT(64号車) 伊沢拓也/大津弘樹
GT500 TEAM Red Bull MUGEN Honda NSX-GT(16号車) 笹原右京/大湯都史樹
GT300 GAINER NISSAN GT-R NISMO GT3(11号車) 平中克幸/安田裕信
GT300 GAINER NISSAN GT-R NISMO GT3(10号車) 星野一樹/石川京侍
GT300 R&D SPORT SUBARU BRZ GT300(61号車) 井口卓人/山内英輝
GT300 K-tunes Racing LEXUS RC F GT3(96号車) 新田守男/阪口晴南
GT300 LM corsa TOYOTA GR Supra GT(60号車) 吉本大樹/河野駿佑