【大相撲】17キロ減量のカド番・貴景勝「飯食っていないとかではない」

「肉体改造」を行った貴景勝

大相撲3月場所(14日初日、東京・両国国技館)を控えた5日、大関貴景勝(24=常盤山)が東京・板橋区の部屋で稽古を行った。部屋の若い衆と相撲を取って汗を流し「どんどん高めていっている感じ」と語った。

相撲の稽古は番付発表後に再開。「今日は若い衆でしたけど、明日、明後日からもしっかりいろんな関取とどんどんやれたらと思っている」と、徐々に調整ペースを上げるつもりだ。

初場所で負傷した左足首の状態は「気にならない段階まで来ている。もう一回悪化させないこと、さらに良くして万全な状態で出ることが大事」と話すように、本場所出場については「全然(問題)ない。もちろん出ます」と強調した。

そんな貴景勝は2月の健康診断で体重166キロだった。昨年秋場所前に公表された前回から17キロ減量しており、本人は「鍛え方を少し変えたら体重が少し落ちた感じ。そこからまた力付けていかないといけない部分も多い」と説明。体を絞ったようにも感じるが「そういう意図は別にない。飯食ってないとか、そういうことはない」と付け加えた。

カド番の大関は「自分のいい形をもう一回考えて、しっかり自分の相撲を取りきれたら。それだけです」と意気込む。初場所の悔しさを晴らせるか。

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