重厚な主演ドラマのシリーズ化が期待される玉木宏

俳優の玉木宏が、テレビ朝日系4月期木曜ドラマ「桜の塔」に主演することを、各メディアが報じた。

記事によると、ドラマは警視庁を舞台に、その頂点=警視総監を目指し巻き起こる組織内の「パワーゲーム」を描きながら、「野望と正義が入り乱れる究極の人間ドラマ」を描いた重厚な作品。

玉木宏が演じるのは、幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになった警視庁捜査共助課の理事官・上條漣役。

ゆくゆくは自分が警視総監になるため、どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し、「野望の階段」を駆け上がっていく姿を描くという。

脚本は、ヒットした菅田将暉主演の日本テレビ系ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」で数々の賞を総なめにした武藤将吾氏がつとめるという。

「もともと、刑事ドラマが当たりまくっているテレビ朝日だが、久々の新ドラマ。それなりの視聴率が期待できそうで、おそらく、今作で頂点に駆け上がるとこまでは描かれないだろうから、ヒットすれば続編、さらには映画化もあるのでは。玉木にとって代表作になりそうだ予感がする」(放送担当記者)

もともと、長身でイケメンの玉木だが、いずれも昨年放送の主演ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ)では裏社会で暗躍する主人公、そして、「極主夫道」(日本テレビ)では稼業から足を洗い専業主夫となった伝説のヤクザ役を硬軟織り交ぜて演じた。

「息の長い役者になるためには、二枚目役だけでは難しいことを若いころから自覚していたようで、ここに来て積極的に役の幅を広げている。『桜の塔』ではこれまで演じたことがないような玉木の新たな顔を見せてくれるのでは」(映画業界関係者)

役者としての成長が止まらない。

© 株式会社ジェイプレス社