KGB創始者像復元の投票中止

ロシア政権、「敗北」回避か

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1991年に引き倒され、現在はモスクワ市内の公園で保管されるKGB創設者ジェルジンスキーの像=2月28日(共同)

 【モスクワ共同】ロシアの首都モスクワで、ソ連の抑圧の象徴と見なされた秘密警察、国家保安委員会(KGB)創設者ジェルジンスキー像の復元の是非を問うオンライン住民投票が5日までに打ち切られた。政権は復元支持が圧倒的多数と見込んでいたが、途中経過で劣勢が判明、「敗北」を回避しようと中止を決めたようだ。

 プーチン大統領はKGB出身。像復元の動きは、欧米との対立を背景に進むソ連的価値観への回帰の一環とみられ、ソ連時代の政治弾圧を記録するロシアの人権団体「メモリアル」は「良心を失った人だけが思いつくことだ」と批判していた。