地元製造チーズに菌 FDAがリコール発表 <ニュージャージー>

ニュージャージー州パサイック郡で製造されているチーズからリステリア菌が見つかり、連邦食品医薬品局(FDA)が調査を行っている。先月25日付パッチが伝えた。

リステリア菌が見つかったのは、同郡パターソンの「エル・アブエリト・チーズ社」の製品。先月19日に製品を店頭から回収し、製造を停止している。

コネティカット州の保健当局が、同州の住民の入院と食品汚染との関連について調査を開始したのをきっかけに、メリーランド州、ニューヨーク州、バージニア州でもリステリア菌への感染が確認され、計10人が発症、入院患者は9人となっている。

FDAは、アブエリト・チーズに加え、リオグランデとリオリンド銘柄のチーズもリステリア菌汚染に関連しているため、これら3社のチーズの販売や購入を避けるよう呼び掛けた。

リステリア菌は、免疫機能が弱い幼児や高齢者、妊婦などに対して、重篤な、時には致命的な感染症を引き起こす可能性のある細菌である。

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