早田ひな、16歳木原退け決勝へ 伊藤との“黄金世代対決”実現<卓球・WTTコンテンダードーハ>

<卓球 WTTコンテンダードーハ 2月28日~3月6日 カタール・ドーハ>

5日、早田ひな(日本生命)が、WTTコンテンダー女子シングルス準決勝で、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)との日本人対決にゲームカウント4-0で勝利した。

決勝で早田は、同級生の伊藤美誠(スターツ)との“黄金世代”対決に挑む。

20歳の早田vs16歳の木原

写真:早田ひな(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

Tリーグ・日本生命レッドエルフでプレーした20歳の早田は、シーズン14勝をあげ、サードシーズンMVPを獲得した。一方、木下アビエル神奈川でプレーした16歳の木原は、シーズン17勝と最多勝を獲得している。

写真:木原美悠(木下アビエル神奈川)/提供:©T.LEAGUE

ともに東京五輪代表には選出されなかったが、2021年の全日本選手権ではベスト4に入っており、次のパリ五輪では代表を争う存在になると目されている。

また、両選手は、今大会でダブルスを組んでおり、石川佳純/平野美宇ペアに敗れたもののベスト4に入った。今日一日で、シングルス1試合、ダブルス1試合をともにこなしており、3試合目。体力面も心配される中での試合となった。

早田が先輩の貫禄見せ勝利

試合は、早田が主導権を握る。サービスから先に攻める展開でパワフルなドライブを連発していく。木原もラリーに食らいつくが、万全な体勢で打てるボールは早田の方が多く、得点は早田の方へ転がり込んでいく。

リスクを負って攻めざるを得ない木原にミスも目立ち、早田があれよあれよと得点を積み重ねる。第4ゲームこそデュースとなるも、終わってみればゲームカウント4-0のストレートで早田が勝利を掴んだ。

今年初の国際大会、女子シングルス決勝は伊藤と早田の同世代対決となることが決まった。

女子シングルス準決勝

〇早田ひな 4-0 木原美悠
11-7/11-6/11-6/17-15

文:ラリーズ編集部

© 株式会社ラリーズ