座間味また低空飛行 軍用2機を住民が確認

 【座間味】米軍機とみられる大型機2機の低空飛行が5日、座間味村で確認された。目撃者によると、2機は午前11時45分ごろ、座間味島の西側から集落の上を低空で飛行し、そのまま渡嘉敷島の方へ向かったという。

 目撃した座間味島在住の男性は「近くにある標高約50メートルの山よりも低く飛んでいた。これまで飛んだ機体よりもさらに低かった」と話した。低地の2階建ての建物の屋上から低空飛行を見た宮里豊さん(47)は「墜落しないかいつも不安だ。本当にやめてほしい」と語った。

 座間味村を含む慶良間諸島周辺では、昨年12月28日から米軍機などの低空飛行が相次いで目撃されている。沖縄防衛局は5日、機体の所属や飛来目的について質問した本紙の取材に「米軍機の個々の飛行日時や目的などの詳細については米軍の運用に関する事項であるため、承知していない」と回答した。

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