星野源×マツコ、対談後半戦で“運命的な出会い”を語り合う!

日本テレビ系で本日3月6日放送の「マツコ会議」(土曜午後11:00)では、前回に続き星野源とマツコ・デラックスの初対談の模様を紹介する。

音楽家や俳優、さらには文筆家としても活動するなど表現者として幅広い活躍を見せる星野を迎えた前回、“孤独”と“変態性”についてディープなトークを繰り広げ、特に「ぐるぐる回っている洗濯機を見ながら、ものすごい孤独感にさいなまれる」という話題で、星野とマツコは強く共鳴し合っていた。

後半戦となる今回は、星野からマツコに質問をぶつけていく。「マツコさん、これからどういうふうにしたいとか、考えもあるんですか?」と星野が尋ねると、マツコは「(最近)アタシ、本当にいろいろと思うところあったのよ。もうちょっと1個(の仕事)にちゃんと向き合いたいと思った」と告白。ぎっくり腰で身動きが取れなくなったことや肉体的、精神的に衰えを感じていることなどを挙げ、その中で「今と同じ分量を今と同じコンディションでやり続けることも難しくなった」と感じているという。

さらに、「もうちょっと1個のことに対してちゃんと向き合わなきゃバチが当たるなあ…と思ったの」とたくさん抱えている仕事を整理して、それぞれにもっと誠実に向き合っていきたいと吐露。それに対して、星野も「すごく分かります」と賛同し、数多くの仕事と並行しながらコンサートツアーを成功させた後に、“燃え尽き症候群”のようになってしまった経験を引き合いに、現在は一つ一つの仕事にひたむきに取り組もうと思うようになったと打ち明ける。

話が進むと、2人は人生の転機の中であった“運命的な出会い”に言及。マツコは28歳の時に意を決してそれまでの仕事を辞めたことについて、「自我を表現に変えないと生きていけない人間」と自己分析し、そんな自分を追い込むための決断だったと回想する。

マツコが「人生の変わり目で手を差し伸べてくれる人がいるんだなあっていうのは、すごく感じる。そうなると人生ってすごく変わるし、何があるか分かんない」としみじみと話すと、星野は「僕に『歌を歌いなよ』って言ってくださったのが細野晴臣さんで、『一緒にやろうよ』って言ってくれたんですよ」と運命的な出来事を振り返る。「でも、その時期自分はもう歌が恥ずかしくて仕方なかったので、本当は歌いたくないっていう気持ちだったんです」と後ろ向きだったそうだが、「(その時)ちょうど29歳で、僕は30になって歌わなかったら、きっと一生歌わないだろうなと思ったんですよね」と決心したという。そして、「その時に、勇気を出して手を握って本当によかったなあ…と思いますね」とその決断に後悔がないことを語る。

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