野菜卸業マルナン 自己破産申請準備 負債は1億1千万円

 帝国データバンク長崎支店は3日、野菜卸業のマルナン(雲仙市国見町)が自己破産申請の準備に入ったことを明らかにした。負債は申請時点で約1億1千万円。
 同支店によると、同社は1998年創業、2012年に法人改組。島原半島で栽培されたレタス、ハクサイなどの卸を手掛け、主に九州内の青果卸業者との取引で、14年9月期の年売上高は約2億5千万円を計上した。だが、法人設立時から財務状況が弱く、この数年は暖冬で葉物野菜の安値傾向が続くなど、慢性的に収益確保が困難な状況で、債務超過が続いていた。事業は2月26日に停止している。


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