ダルビッシュが奪三振王候補の1人に 奪三振率は歴代トップ

メジャーリーグ公式サイトでは先日の本塁打王予想に続いて、今季の各リーグの奪三振王を予想。デービッド・アドラー、マット・ケリー、ジェイソン・カターニア、サラ・ラングス、トーマス・ハリガンの5人が各リーグから1人ずつ、合計10人の投手の名前をリストアップしている。昨季のサイ・ヤング賞受賞者らの名前が順当に登場するなか、ラングスはナ・リーグの奪三振王候補にダルビッシュ有(パドレス)の名前を挙げた。

ダルビッシュはメジャー2年目、レンジャーズ時代の2013年に両リーグ最多の277奪三振を記録。昨季はジェイコブ・デグロム(メッツ)、トレバー・バウアー(昨季レッズ・現ドジャース)、アーロン・ノラ(フィリーズ)に次いでリーグ4位タイとなる93個の三振を奪った。

ラングスはダルビッシュを「メジャー史上最高の奪三振率を誇る投手」と紹介。ダルビッシュは通算1127イニングを投げて1392三振を奪い、通算奪三振率11.12を記録しているが、ラングスは「1000イニング以上を投げた投手のなかで歴代最高」とその数字のすごさに言及している。

また、「ダルビッシュは昨季、6つの球種で少なくとも7個以上の三振を奪っている」と述べ、ダルビッシュの球種のレパートリーの多さにも言及。さらに「このうち4つの球種は空振り率が30%を超えていた。つまり、これらの球種に対して打者のスイングのおよそ3分の1が空振りだったことになる」と詳細なデータにも触れ、「打者のみなさん、グッドラック」と難敵と対戦しなければならない打者たちへエールを送った。

ア・リーグで名前が挙がったのはシェーン・ビーバー(インディアンス)、ゲリット・コール(ヤンキース)、ルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)、タイラー・グラスナウ(レイズ)、ランス・リン(ホワイトソックス)の5人。一方、ナ・リーグではダルビッシュ以外にデグロム、ルイス・カスティーヨ(レッズ)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)、バウアーの名前が挙げられている。

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