巨人の2メートル新人・秋広優人内野手(18=二松学舎大付)がオープン戦初安打をマークした。
日本ハムとのオープン戦(6日、札幌ドーム)に「9番・一塁」で出場した秋広は5回の第2打席、無死二塁から日本ハム先発・吉田の141キロ内角直球をフルスイング。火の出るような鋭い打球が一、二塁間を抜けた。その身長と打撃フォームから大谷翔平(エンゼルス)と比較される秋広が、大谷の元本拠地で〝プロ初安打〟をマークした。
ぎりぎりまで追い詰められていた。3回の第1打席は空振り三振。3日のヤクルト戦(東京ドーム)での3三振に続き4打席連続三振となった。だが、4日の卒業式で同級生から「いよっ! 3三振」と、愛のあるイジりを受けた18歳の心は折れず。この初安打からチームはこの回、一気に5点を奪った。
「開幕一軍に向けて頑張って生き残れるようにしたい」と、意気込んでいた若武者の初安打に原監督らベンチも拍手。一塁塁上では、かつて大谷とクリーンアップを組んだ中田翔から声をかけられ笑顔も見せた。巨人期待の“規格外男”は、プロの階段をしっかり上がっている。