蒼井翔太 武道館で“華麗”な無観客ライブ「この歌声で今の想いを届けたい」

日本武道館で全13曲を熱唱した蒼井翔太

声優、アーティスト、俳優とマルチに活躍する蒼井翔太(33)が6日、東京・日本武道館にて無観客オンラインライブ「蒼井翔太 ONLINE LIVE at 日本武道館 うたいびと」を開催した。

武道館ライブは5年ぶり2度目で、当初は有観客でのライブを予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受けて断念。それでも日本武道館という特別なステージからライブを届けたい、という強い想いで“うたいびと”と称した今回の無観客オンラインライブを開催した。

整然とした武道館の佇むグランドピアノ。静かなピアノの独奏がオープニングナンバー「Harmony」をスタートさせると、純白の衣装に身と包んだ蒼井がセンターに登場。光の演出と美しいピアノがその歌声を一層際立たせる。続く「汝の言霊」でも、ピアノ伴奏を務める工藤拓人(33)との洗練されたパフォーマンスで美しい旋律を届けた。

初の無観客オンラインライブに臨んだ蒼井は「この歌声で、精一杯皆様に今の想いを届けたい」と言葉では表現しきれない感情を滲ませた。

約1時間半の本公演は、歌声を届けることにスポットを当てたステージとなっており、ボーカリストとピアニスト2人だけの空間に360度配置された約100基の照明による光の演出のみで構成された。

ライブ終盤には「君のとなりで」「Hungry Night」でファンへの想いをストレートに表現。オンラインライブながら一体感溢れる空間の中で全13曲を熱唱した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社