日本卓球協会は6日、理事会を開催し、2024年パリ五輪の代表選考基準の考え方を明かした。
今年から行われている新大会WTTは、星野一朗専務理事(65)が「(世界ランキングで)上の人から選んでいくので、従来のワールドツアーよりも自由度がない」と語るように、世界ランク下位の選手が参加しにくくなった。
そこで、協会側は世界ランク重視の選考基準を変更する見込み。「世界選手権や日本選手権、国内で行うパリ五輪のための選考会に重きを置いた選考にしていきたい。これらを早く選手に伝えるために、この考え方を理事会に承認していただいた」と話した。
今夏に予定されている東京五輪の男女シングルスは、世界ランクの上位2人を選出。男子は張本智和(17=木下グループ)、丹羽孝希(26=スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(20=スターツ)、石川佳純(28=全農)が出場する。