女子ゴルフの「ダイキンオーキッドレディス」３日目（６日、沖縄・琉球ＧＣ＝パー７２）、出だしの１番パー４でイーグルを奪った稲見萌寧（２１＝都築電気）が６５をマーク、２１位から９アンダーの６位に急浮上した。
残り８１ヤードからの２打目を放り込み最高の滑り出しを見せた稲見は「気を付けようと思いました」と心を落ち着かせて２番から再スタート。２、３番、さらに５、６番で連続バーディーと序盤で一気にスコアを伸ばした。
後半出だしの１０番を３パットのボギーとし、勢いは止まったが「一日を振り返るといいラウンドだったと思います」。首位に３打差と逆転が狙える位置で最終日を迎える。
オフは元プロキックボクサーのトレーナーの下でトレーニングを積んだ。「キックボクシングは最後のクールダウンに１０～１５分やるぐらいですけど、好きですね」。周囲からは太ももが「デカくなった」と評判で「私には褒め言葉なのでうれしいです」と話した。
トレーニングメーンで過ごしたため「ゴルフはまだ仕上がっていない状態。夏にピークを迎えられたらと思っています」。世界ランクは日本勢５番手の６３位。そんな状態でも、優勝争いに絡んでくる力は本物だ。
