【卓球】伊藤美誠が21年初の国際大会で優勝 早田との〝黄金世代対決〟制す

優勝した伊藤美誠

卓球のワールドテーブルテニスで下位のツアー大会、WTTコンテンダー第1戦の各種目決勝が6日、カタール・ドーハで行われ、女子シングルスで伊藤美誠(20=スターツ)が早田ひな(20=日本生命)との〝黄金世代対決〟を4―2で制し、2021年最初の国際大会で優勝を飾った。

今大会はフルゲームだった初戦以外は危なげない内容で勝ち上がってきた伊藤に対し、早田は1回戦から準々決勝まですべてフルゲームの接戦をものにしてきた。今年の全日本選手権準決勝での対戦は伊藤が4―3で勝利している。

大方の予想通り、試合は攻防が目まぐるしく入れ替わる激戦。第1、第2ゲームともに先手を奪ったのはパワーで勝る早田だったが、伊藤が速いラリーと左右の揺さぶりで流れを呼び込み、11―9、11―8と連取した。

だが第3ゲームは早田がサーブでリズムをつくり、伊藤のスピードを封じて11―6と取り返す。第4ゲームも流れを手放さず、11―9と接戦を制してゲームカウントを2―2のイーブンに戻した。

それでも伊藤は持ち前の速いラリーに持ち込み、第5ゲームを11―9で奪うと、第6ゲームも駆け引きを制して11―6でものにし、昨年2月のハンガリー・オープン以来の国際大会制覇となった。

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