ローカル5G活用連携協定 延岡市、3社

 延岡市と旭化成、旭化成ネットワークス、ケーブルメディアワイワイの4者は、「ローカル5G」を活用した地域課題解決に向けた連携協定を締結した=写真。それぞれが持つノウハウを生かし、実証実験などを通じて「新型コロナ後」を見据えたデジタル化を推進する。
 ローカル5Gは、建物内など限定的なエリアで利用できる通信網で、高速・大容量のデータ通信が可能。実証実験案では、駅前複合施設「エンクロス」周辺と市役所周辺の2地点に通信環境を構築し、この中間にある市街地エリアに無線インフラを整備する。
 このエリアでローカル5Gの特性を生かし、鮮明な映像を生かした観光案内や買い物情報、防災や防犯など市民生活に関する情報を提供する。
 調印式は2月下旬に同市役所であり、読谷山洋司市長は「ビジネスや生活の改善などでデジタル化を進めたい」と述べた。旭化成延岡支社の濱井研史支社長は「延岡市と旭化成グループが協力し、延岡の役に立てる重要な協定」と話していた。

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