新型コロナ 軽症者ら3人に1人「後遺症」 宮崎県北地域で調査

タブレット端末を使ってコロナ感染者を診察する佐藤圭創教授。後遺症を訴える患者も多い=延岡市(佐藤教授提供)

 県内の新型コロナウイルス感染者のうち、県北地域の軽症者や無症状者の3人に1人程度に「倦怠(けんたい)感」や「頭痛」「脱毛」などの後遺症がみられたことが、延岡市・九州保健福祉大薬学部の佐藤圭創(けいぞう)教授(呼吸器、感染症)の調査で分かった。感染収束が見通せない中、感染後の長期的なケアや実態把握は課題の一つとなっており、同地域では後遺症に特化した診療体制の構築に向けて準備を進めている。

© 株式会社宮崎日日新聞社