パズルを解いて「度島」知って 平戸地区の郷土学習に活用を

度島地区まちづくり運営協議会が製作した「度島パズル」

 平戸市のNPO法人、度島地区まちづくり運営協議会はこのほど、島内の地名(字名)を基にした木製パズル「度島パズル」を製作。同協議会の堺勇二理事長らが市役所を訪れ、黒田成彦市長にパズルを寄贈した。
 同協議会は、年代を問わず住民から「島内の地名が分からない」という声が寄せられたことから、2019年度に字名を調査。44ある字の境界を入れた白地図と字名を組み合わせるクイズを島民に実施したところ好評だったため、44ピースのパズルの製作を思い立った。今後、子どもたちや高齢者の郷土学習の教材として活用を検討している。
 パズルはA4判サイズで75個製作。寄贈を受けた黒田市長は「度島の魅力増進になる。外出自粛が続く中、屋内での遊びに持ってこいだ」と感想。字の形状に切り抜かれたピースで、島の形を再現するのに熱中した。
 同協議会は市立平戸図書館などにも寄贈。同協議会事務局の森健司集落支援員は「県外の出身者に興味を持ってもらい、注文などがあれば、追加で製作したい。ふるさと納税の返礼品にもできたら」と話している。

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