今週は暖かな日が多い さくらのつぼみも膨らむ陽気に

週間予報(気温)

 この先一週間は、全国的に気温が平年より高い日が多い見込み。さくらのつぼみも膨らみ、早ければ週末にも開花の便りが聞こえてくるかもしれない。

週明けは関東から北で冬の寒さ

7日(日)正午の気温

 7日(日)は、北から冷たい空気が流れ込んだ影響で、気温は全国的に平年より低くなった。東京の正午の気温は8.7℃など、昼間も冬物のコートが必要な寒さとなった。

東京と大阪の週間予報(気温)

 8日(月)も、関東から北では冷たい空気が残るため、気温は平年並みか低く、関東南部を中心に真冬のような寒さの所もありそうだ。一方、東海から西では太平洋側を中心に15℃を超える所が多く、九州や四国では20℃近くまで上がる所もある見込み。

 9日(火)以降は、関東から北でも比較的暖かな空気に覆われ、平年より気温が高い日が多い見通し。特に、週の中頃は広い範囲で春本番の陽気となる見込みで、コートが必要ないくらいとなりそうだ。

天気は周期変化

週間予報(天気)

 天気は短い周期で変わる見込み。7日夜から8日にかけては西日本や東日本の太平洋側を中心に雨となる見込みだが、西日本では8日の日中にかけては回復へ向かい、晴れ間の広がる所が多くなりそうだ。

 9日は北日本や東日本で雲が多く、雨や雪の降る所もある見込み。その後、10日(水)から11日(木)は、高気圧に覆われ晴れる所が多いが、12日(金)は低気圧や前線の影響で西から雨の範囲が広がる見通し。

 厚手の洗濯物や布団干しは、花粉に注意しつつ、晴れる日に集中して片付けると良さそうだ。

週末にかけてはさくらの開花の便りの可能性も

さくらの開花予想2021(3月4日ウェザーマップ発表)

 週の中頃を中心とした暖かさでさくらのつぼみも順調に膨らみ、週末にかけては開花の便りも聞こえてくるかもしれない。そのまま、来週にかけては西日本や東日本の太平洋側を中心に続々と開花となる可能性があり、さくらの季節も近いと言えそうだ。

<全国に先駆けてさくらの開花が予想される地点>

3月13日頃 福岡

3月15日頃 長崎

3月17日頃 東京、広島、松山、高知、下関、熊本

(気象予報士・佐々木聡美)

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