ロングラン中心のスーパーGT岡山公式テストの2日目午後はKeePer GR Supraが首位で終える

 スーパーGT岡山公式テストは3月7日、2日間のセッションの締めくくりとなる2日目午後のセッション4が行われ、ロングラン中心のセッションでKeePer TOM’S GR Supraがトップタイムをマーク。MOTUL AUTECH GT-R、WedsSport ADVAN GR Supraと続いた。GT300クラスはSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがトップタイムとなった。

 午前に続き日射しがあるなかで迎えたスーパーGT岡山公式テストの2日目午後のセッション4。例年どおり、このセッション4では走行開始に先立ちスタート練習が行われ、前日のセッション2でのリザルトにより決まったグリッドに並び、2周のフォーメーションラップからスタートを実施。そのままセッション4に向けた走行が行われていった。

 時折コースアウト等もあったものの、終盤まで赤旗なく進んだ2日目午後だが、多くのチームがロングランを中心にメニューをこなしていった。GT500クラスでは1分19秒台から20秒台、GT300クラスでは1分26秒台から28秒台といったラップタイムで周回。また、3セッションにわたって満足なラップをこなすことができなかったアールキューズ AMG GT3もこのセッションでようやく本格的な走行を行った。

 セッションは1時間28分が経ったところで、このセッション4で唯一の赤旗中断となった。石浦宏明がドライブしていたZENT CERUMO GR Supraが、駆動系トラブルが起きたストップ。牽引されてピットに戻っており、すぐに赤旗は解除となった。なお、チェッカーとほぼ同時に30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTがヘアピンで、Modulo NSX-GTがピットロード出口でストップしている。

 GT500クラスでは、多くのチームがスタート練習終了直後の序盤にベストタイムをマークしており、このセッション4はKeePer TOM’S GR Supraが首位。2番手にはMOTUL AUTECH GT-Rがつけた。どちらも3周目にベストタイムが記録されている。3番手には31周目に1分19秒650をマークしたWedsSport ADVAN GR Supraという結果となった。

 またGT300クラスでは、今季からGRスープラにスイッチしたSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTがこのセッションのトップタイムに。LEON PYRAMID AMG、SUBARU BRZ R&D SPORTと続くトップ3となった。4番手にはHOPPY Porsche、5番手には埼玉トヨペットGB GR Supra GTが続いた。

 2021年のスーパーGTは開幕までに第2戦を見据えた富士スピードウェイでの公式テストが行われ、4月10〜11日にふたたび岡山国際サーキットに戻り、第1戦を迎えることになる。

2021スーパーGT岡山公式テスト MOTUL AUTECH GT-R
2021スーパーGT岡山公式テスト WedsSport ADVAN GR Supra
2021スーパーGT岡山公式テスト GT300クラスのスタート練習の様子
2021スーパーGT岡山公式テスト SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
2021スーパーGT岡山公式テスト ZENT CERUMO GR Supra
2021スーパーGT岡山公式テスト チェッカー間際にストップを喫したTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

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