住宅地火災想定し訓練 高鍋町消防団

消火栓から中継送水し、火元へ放水を行う団員ら

 高鍋町消防団(矢野博彦団長)の火災防御訓練は7日、同町上江の長法寺公園であった=写真。16部の団員約200人が参加。密集した住宅地での建物火災を想定し、消火栓から中継送水を行う流れを確認した。
 春季全国火災予防運動(1~7日)の一環として実施した。出動要請を受けた団員は、消防車両で現場へ急行。火元から200~400メートル離れた場所に消火栓があることを確認した後、速やかにホースを連結して放水した。ポンプの取り扱いに関する講習、各部による消火栓の点検も実施した。
 矢野団長は「コロナ禍で厳しい状況が続くが、町民の生命と財産を守るため、団員には一致団結して活動に邁進(まいしん)してほしい」と話していた。

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