リバプールFWサラーが退団決断「最優先はRマドリード」 南野への影響は?

サラー(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラー(28)が退団を決断したようだ。

スペインの移籍専門メディア「ミオトラリーガ」は「サラーは今年リバプールを離れることを決定した。彼の優先事項はレアル・マドリードでプレーすることで、彼の夢はジネディーヌ・ジダン監督(48)から指導を受けることだ」とサラーが退団を決意したうえで、スペインの名門が新天地の第一希望になると報じた。

リバプールの今季の不振とともにサラーへの批判も高まっていることに加え、同メディアはユルゲン・クロップ監督(53)との不仲も指摘。「エジプト人選手はクロップとリバプールにうんざりしている。チェルシー戦での交代も」と4日のリバプール戦でリードを許しているにもかかわらず後半17分で最初の交代カードに指名されたことも不満を増幅させる要因になっているようだ。

リバプールはこのまま低迷が続けば来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を失うため、サラーはビッグクラブでのプレーを希望。「彼のエージェントはすでに彼を売りに出している。最優先はRマドリードとの契約。FWエーリングブラウト・ハーランド(20)やFWキリアン・エムバペ(22)の動向に目を向けている」と現在は他の大物ストライカーの動きを探りながら、スペインの名門への移籍を目指している。

リバプールの絶対的エースが退団となれば、サウサンプトンに期限付き移籍している日本代表MF南野拓実(26)の去就にも影響するだけに今後の動向が気になるところだ。

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