「トビウオ」に子どもたちの夢 有川港で折り紙展

子どもたちの夢が書かれたトビウオの折り紙=新上五島町、有川港ターミナル

 小学生らの夢を書いたトビウオの折り紙約300点が長崎県新上五島町の有川港ターミナル2階ロビーに展示されている。31日まで。
 文化庁と、地域の芸術振興に取り組む劇団「東京演劇集団 風」が町教委の協力を得て開催。「みんなの夢が集まる島にしたい」との趣旨で、主に同町内の児童生徒が夢を書いた折り紙を展示。トビウオの形には「夢に向かって日本中に羽ばたいてほしい」との思いが込められているという。長さ約25センチの折り紙にファッションデザイナーやコック、教師など希望する職業を書いたほか、「笑い合い喜び合う一生にしたい」「上五島の海がきれいであるように」といった願いも書き込んだ。展示と併せて、同町内と県内外の子どもたちが折り紙を贈り合って交流した。
 町教委生涯学習課の担当者は「(展示を見て)同世代の子どもたちが多様な価値観に触れてもらえれば」としている。

© 株式会社長崎新聞社