温泉街で「ホワイトリボンラン」 妊娠、出産環境改善訴え 国際女性デーに合わせチャリティーイベント開催

公式Tシャツを着てホワイトリボンランをPRする参加者=雲仙市小浜町雲仙、雲仙メモリアルホール

 国際女性デー(3月8日)に合わせ女性の妊娠、出産環境の改善を訴えるチャリティーイベント「ホワイトリボンラン2021」が7日、長崎県雲仙市の雲仙温泉街であり、県内の男女約40人が、イベント公式Tシャツを着て、ウオーキングした。県内での開催は初めて。
 同イベントは毎年、世界各国で開催。国内では公益財団法人ジョイセフ(東京)が主催し、今月6、7日に同温泉街など33カ所の拠点地で実施し、約1300人がエントリーした。参加費の一部が途上国の妊産婦支援の寄付に充てられる。
 本県では同温泉街が拠点となり、昨年も開催の準備をしていたが、新型コロナ禍で中止になっていた。
 同温泉街では雨の中、参加者はレインコートを着て、雲仙メモリアルホール発着の約2キロのコースを、約30分かけてウオーキングした。拠点代表の林田亜紀子さんは「雨の中でも大勢に参加いただき感謝している。多くの生命を救うため、来年以降もイベントを続け普及に努めたい」と話した。

雲仙温泉街を歩く参加者=雲仙市小浜町雲仙

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