バラエティー復帰が以前として厳しい宮迫博之 俳優&歌手でテレビ復帰へ

久しぶりの大舞台だがキレッキレの宮迫

存在感は健在だ! 2019年の闇営業騒動で吉本興業を退社したお笑いコンビ「雨上がり決死隊」宮迫博之(50)が7日、大阪・京セラドーム大阪で開催された「関西コレクション 2021SPRING&SUMMER」でメインMCを務めた。テレビ復帰を目指し、歩みを進める宮迫だが、バラエティーは難しいとの声も…。そんな中で歌手&俳優として復帰する道が浮上している。

昨年の同イベントに出演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。宮迫は「すごいな。久しぶり過ぎて…。これだけのたくさんの人の前で」と感無量。緊張をにじませながら「司会を務めさせていただきます。宮迫ですっ!」とあいさつした。

久々の大舞台でのMCに「一流のモデルの皆さんがカッコよく歩いているのに、50のおっさんがこんなところに立っていいのか不安でした」「こんだけのお客さんの前に立つのが何年ぶりという状態。緊張している。震えてます」と苦笑い。

それでもサポート役から促され笑顔でランウェーを歩き、最後は「宮迫ですっ!」のギャグを披露。大きな拍手を浴びると「むちゃくちゃ恥ずかしい。恥ずかしさと気持ち良さの複雑な感情です。みんな優しく手を振ってくれてありがとう」と照れた。

特別ステージでは、自身が歌う育毛剤「REDEN」のCMソングを熱唱。歌手デビューもしているお笑い界トップクラスの美声を響かせたが、中央の舞台で落とし穴に落下した。

ドッキリ演出に宮迫は「もう50やで。骨とかいくで。落ちるのはコリゴリやねん」とボヤキながらも「落ちてびっくりしたけど、感謝しかない」と嬉しそうだった。

そんな宮迫といえば、芸人として吉本興業、テレビ界への復帰を熱望しているが、一部では絶望的とも伝えられる。

それは吉本の大崎洋会長の〝決別宣言〟だ。先月発売の写真週刊誌「フライデー」の直撃で、大崎会長は「いや、もう戻らんでええと思うで。いちいちユーチューブでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって。今、十分稼げてるんやから、ややこしいことしなくてええやろ」とバッサリ。復帰への道のりは険しいことを感じさせた。

この言葉に敏感に反応したテレビ局員は「吉本が勢力を持つバラエティーも現状は厳しい。吉本とケンカしてまで宮迫を起用できない」と語る。

まさに八方ふさがり…。この苦境に宮迫は一度は〝捨てた道〟を足掛かりにテレビ復帰を模索し始めているという。

「宮迫は俳優としての評価が高く、もともと連続ドラマにもよく出演していた。実は闇営業の後にある大作映画への出演オファーがあったんですが、宮迫は『俳優ではなく、まずはお笑い芸人として復帰したい』と断ったとか。ただ、吉本との関係でお笑いが厳しいことで、俳優としての表舞台への復帰も考え始めている」(芸能関係者)

たしかにバラエティー以外なら、吉本の影響力も少ない。俳優としてバラエティー出演も不可能ではないかもしれない。

さらに、今回のイベントでも美声を披露したが、歌手としてテレビ復帰を目指す道もある。

「ユーチューブでもライブを開催。昨年のクリスマスには、奥さんのためにオリジナルソング『てとて』をプレゼント。ユーチューブに公開され、『いい曲』などと評判になった。氣志團ら多くのアーティストと交流もあり、新曲が話題になれば、テレビで歌う機会も出てくるでしょう」(レコード会社関係者)

イベントではあったものの、久しぶりのMC出演は多くのネットニュースで報じられた。抜群の宣言効果には、主催者も驚いていたという。

バラエティー復帰のためにも、宮迫が方針転換する日が来そうだ。

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