福岡の児童餓死事件を受けて EXIT・りんたろー。「過去にマインドコントロールに近い経験」

ABEMAが、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

■福岡の児童餓死事件を受けて EXIT・りんたろー。「過去にマインドコントロールに近い経験」

「心を支配される苦しみはよくわかる」兼近大樹「周囲に頼れる人がいる環境だったら何か変わっていたかも」

2021年3月4日(木)夜9時からの放送では、福岡県篠栗町で2020年4月、十分な栄養を与えずに5歳の男児を餓死させたとして、母親と知人女性が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件について報じ、捜査関係者などへの取材から母親が知人女性の“マインドコントロール下にあった”とみられる点に着目した。

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。はこのニュースを受けて、「僕も心が非常に弱くて、この事件ほどのことではないが、実は過去に近い経験をしたことがある。なので、心を支配される苦しみや抗えない気持ちはすごくよくわかる」とマインドコントロールに近い被害を受けていた過去を告白。続けて、「今はお笑いをやっているので多くを語ることは出来ないが、もし出来るのであれば、被害にあっている人たちをそういう環境から救い出すようなお手伝いを出来ればいいなとは考えている」と語り、「ただ、被害にあった男の子の気持ちを考えると可哀そうでならない」と悲痛な面持ちでコメントした。

番組の進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーが「どのようにマインドコントロールから逃れたのか?」と問いかけると、りんたろー。は、「ハプニング的な出来事があって。マインドコントロールされていると常に『自分が悪い』と自身を追い込んでしまう。その精神状態からはなかなか自力では抜け出せないので、何か外からの力がかからないとなかなか難しい」と明かした。

一方で、相方の兼近大樹は、「自分がマインドコントロールをされていることに気付かないくらいに、相手を信じきって陶酔している状態だったと思う。そこに至るまでに色んな悩みがあって、そういう心の隙間に付け込まれてしまったと思う。なので、2人だけみたいな閉ざされた関係性が良くなくて、誰か周りに頼れる人がいたり見てくれる人がいる環境だったらまた変わったのかなと」とコメントした。本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

■緊急事態宣言の再延長に兼近「解除されたら“パーティー状態”になる恐れあった」「延長する事の説明はほしい」

また、番組の前半では、政府が新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づき、関東1都3県に発令している緊急事態宣言の再延長を検討しているニュースについて、スタジオゲストで元厚生労働省医系技官で作家の木村盛世医師と共に番組MCを務めるEXITが議論した。

りんたろー。は緊急事態宣言の再延長について、「延びようが、終わろうが、普通の生活を送っている人はたくさんいるだろうし。僕らもありがたいことに仕事をさせていただいているので、自分たちのルールの中で順応していけばいい。でも、そんな中で、毎日感染者数を1の位まで確認しながら生きている業界の人たちもいると思う。その人たちのことを思うと、どうなったら終わりかを示してあげないと、対策もできないだろうし。ある程度期間も決まらないと、ケアすることもできないと思うので、やっぱり明確な基準が必要」と自身の見解を語った。

相方の兼近大樹は、「3月7日に緊急事態宣言が終わる想定で、その日に合わせて店をオープンしようとしていた人たちもいると思う。予定通りに解除されたら“パーティー状態”になって、感染者が増えてしまう恐れはあったんじゃないかなとは思う」と、再延長に一定の効果はあると推測。一方で、「延ばすのもいいのかなとは思うが、『思ったより広がりそうなんで、こういう理由で延ばさせてもらいます』など、再延長となった理由を国民全員が理解できるかたちで説明してほしい」とコメントした。

一方で、木村医師は、「日本国民はどこの国民よりもがんばっている。これ以上がんばれないくらいがんばっている。もちろん日本医師会の努力の成果も多分にあるが、『国民の努力が足りていないから感染が増えている』という認識だけは持たないでほしい。これ以上がんばれと言うのであれば、国も医師会も、ワクチンのことも含めて努力をしなくてはならないはずだ」と専門家の立場から、今回の再延長が決して日本国民の危機意識の低下によるものではないことを強調した。本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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