インディアンス 主力2選手が無断外出でチームから隔離

インディアンスは昨年に続いて主力選手がまたしても新型コロナウイルス感染拡大防止のプロトコルを破り、チームから隔離されることになってしまった。インディアンスのテリー・フランコーナ監督によると、フランミル・レイエスとホゼ・ラミレスの2選手が現地時間3月5日の試合後にレストランで食事をし、翌日にキャンプ施設から隔離されたという。レイエスは無断で散髪に行き、その後ラミレスを誘ってレストランへ行ったようだ。

インディアンスでは昨年、レイエス、ザック・プリーサック、マイク・クレビンジャー(現パドレス)の3人がプロトコル違反によりチームから隔離された。レイエスは昨年7月、夏季キャンプ中にマスクをせず独立記念日のパーティーに参加し、チームから隔離されることに。また、昨年8月のシカゴ遠征の際にはプリーサックとクレビンジャーが無断で外出して友人と会い、マイナー降格となった。

レイエスは隔離期間を終えてチームに復帰したとき、「自分の行動がいかにリスキーであるかを理解した。二度としない」と誓っていたが、1年も経たないうちに同じ過ちを繰り返すことになってしまった。フランコーナは「リーグに彼らの行動を報告し、彼らがチームに復帰するためにどのような処理が必要かを問い合わせているところだ。無断外出後、彼らはチームのメンバーと接触していない」と半ば呆れた様子で状況を説明した。

レイエスは2019年に37本塁打を放った長距離砲。昨季は59試合で9本塁打にとどまったが、今季は4番打者としてアーチ量産が期待されている。一方のラミレスは、直近4年間でMVP投票の3位以内に3度もランクインしているスター選手。昨季は打率.292、17本塁打、46打点、10盗塁、OPS.993の好成績でMVP投票2位となった。

フランコーナは「誰もがマスクを外したいと思っているし、レストランに行けたらいいなと思っている」と語りつつも「でも、我々にはそれは許されていない。野球に限った話ではないけど、ルールは守らなければならないんだ」とプロトコル遵守の重要性を強調した。

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