元ロッテ小林雅英氏、エイジェック投手総合コーチ就任「NPBや大リーグでの経験を」

エイジェックの投手総合コーチに就任した小林雅英氏【写真:荒川祐史】

都市対抗出場目指す「独特な緊張感や一体感を再び経験できる喜び」

元ロッテの守護神として活躍した小林雅英氏が4月から、社会人野球・エイジェックの投手総合コーチに就任することが8日発表された。背番号は73。エイジェックは2018年に創部した栃木県野球連盟所属のチーム。初の都市対抗野球出場を目指している。

小林氏は東京ガスから1998年ドラフト1位でロッテへ入団。2000年から抑えとして活躍。“幕張の防波堤”として、2005年には最多セーブのタイトルを記録するなど、ロッテの日本一にも貢献した。9年間過ごした後、メジャーに挑戦。インディアンスで2年プレーし、4勝(5敗)6セーブ。2010年の帰国後は巨人、オリックスでプレーし、2011年に現役を引退した。日本通算は463登板で36勝34敗、228セーブだった。

引退後は、オリックスの2軍コーチやロッテで1軍投手コーチを歴任。2018年に退団後は女子プロ野球の投手総合コーチとして指導や解説者として活動していた。小林氏のコメントは以下のとおり。

「この度、大変素晴らしいご縁があり、エイジェック硬式野球部の投手総合コーチに就任させていただくことになりました。20数年ぶりに社会人野球の世界に戻りますが、都市対抗野球の独特な緊張感や一体感などを再び経験できることに大きな喜びを感じております。今後はNPB時代や大リーグでの経験を活かして選手の指導に当たり、都市対抗初出場という形でエイジェックグループ創立20周年を飾りたいと考えております。また、グループ内の栃木ゴールデンブレーブス、女子硬式野球部とともに栃木県や日本国内の野球文化・スポーツ文化の振興に貢献出来るよう努力して参ります。皆様のご支援ご鞭撻をお願いいたします」(Full-Count編集部)

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