カタールW杯予選は川崎ジャパン? 昨季Vチームから大量招集へ

昨年のJ1覇者・川崎は富士 ゼロックスSCも制覇(左から三笘薫、小林悠)

カタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(30日、フクアリ)に臨む日本代表が〝川崎ジャパン〟になりそうだ。

22日から30日の国際マッチウィークは、新型コロナウイルスの影響で欧州クラブに所属する選手招集は不透明な状況になっている。日本サッカー協会の反町康治技術委員長(56)も「クラブも含めて交渉していきたい」とコメントしていたが、出入国に関して厳しい規制があることから、すでに国内組だけで戦うプランも出ている。

そんな中、J1クラブ関係者は「海外から選手を呼ぶのは難しいだろうから、Jリーグ組で編成するしかないでしょう。時間もない中で試合をしなくちゃいけないから森保(一)監督(52)は川崎の選手をたくさん呼ぶだろうね。そうした方が大けがしないから。選手もそろってるし」と、昨季J1を圧倒的な戦いで制した川崎イレブンの大量招集するという。

同関係者は「選手間の連係面とか考えても、クラブでやっているから問題ない。川崎の選手を中心に足りないポジションや試したい若手選手を招集すればいい。(元日本代表監督のイビチャ)オシムさんもやっていたことだし、どうせなら(代表に招集するのは)川崎の選手だけでもいいんじゃない?」とメリットを強調した。

2006年に日本代表監督に就任したオシム氏も当初は、直前まで指揮していた千葉イレブンを大量招集したように、クラブの〝ユニット〟を有効活用。実際、川崎にはFW小林悠(33)やMF家永昭博(34)、MF三笘薫(23)、MF田中碧(22)、DF谷口彰悟(29)、DF車屋紳太郎(28)と代表候補選手がズラリとそろっている。

森保ジャパンの主力となる欧州組の招集動向にもよるが、今回は〝川崎ジャパン〟で臨む可能性が高そうだ。

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