今夏の東京五輪で〝兄妹金メダル〟の期待が懸かる柔道の男子66キロ級代表・阿部一二三(23=パーク24)、女子52キロ級代表・阿部詩(20=日体大)が大手食品メーカー「味の素」とサポート契約を締結したことが8日、同社から発表された。
味の素は2003年から世界で戦うトップアスリートへのスポーツ栄養指導やコンディショニングサポート活動を実施。これまでフィギュアスケートの五輪2連覇の羽生結弦(26=ANA)やバドミントンの奥原希望(25=太陽HD)らを栄養面で支えてきた。
新たに阿部兄妹を支援することになった同社のシニアディレクター・栗原秀文氏は「柔道選手に対する本格的な取り組みは初めて」とした上で「これまで様々な選手をサポートしてきたノウハウをフル活用し、さらに新たに学んで我々自身が進化することで、お二人の目標達成を全力でサポート致します。また、柔道家としての人生そのものを豊かにできるよう、しっかりと後押しをして参ります」とコメントした。
妹の詩は今月5日のグランドスラム(GS)タシケント大会の52キロ級で優勝。兄と一緒に挑む東京五輪へ向けて「一緒の道を進んでいると思うので、自分自身もその壁を乗り越えたい」と意気込みを語っている。
これ以上ない強力な援軍を味方につけ、二人三脚で黄金ロードを歩む。