延岡漁業現場知って 加工業男性ら動画で紹介

 延岡市の漁業の現場を発信しようと、同市の幼なじみ2人が動画投稿サイト「ユーチューブ」に動画を投稿している=写真。定置網や巻き網の漁の様子や漁師ならではの料理などを紹介。新型コロナウイルス感染拡大の影響で魚の価格が落ち込む中、2人は「生産者や延岡の自然の素晴らしさを多くの人に知ってほしい」と意欲を見せる。
 2人は同市の水産加工業、請関拓也さん(36)と漁業、中島亨さん(37)。「『延岡どれ』や『宮崎直送』などと言われる割に、生産現場を知らない人が多い」と感じていた請関さん。コロナ禍が漁業にも影を落とす中、現場に注目してもらいたいと中島さんに相談し、昨年6月、チャンネル「お魚工場 うけちゃん」を立ち上げた。
 定置網漁師の中島さんや知人の漁師らに協力してもらい、船に乗り込んで漁の様子を撮影。魚のさばき方なども紹介している。
 2人は「動画を見て魚好きが一人でも増えてほしい。真剣に取り組む生産者の姿を知ってもらい、延岡の魚の消費につながるとうれしい」と話している。

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