沖縄でコロナ新規感染7人 宜野湾、沖縄市でクラスター【3月9日朝】

 県は8日、新たに20代から60代までの7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。累計は8331人。宜野湾市の事業所と沖縄市のデイサービス施設で5人以上の感染が確認され、それぞれ県内130、131例目のクラスター(感染者集団)に認定された。医療従事者向けのワクチンについて、県は追加分7箱が11日に到着するとの見通しを示した。  新規感染者7人の居住地別は那覇市4人、糸満市2人、浦添市1人。

 

 130例目のクラスターは20~50代の6人が陽性となった。事業所内で感染対策は取られていたとして、保健所が感染経路を調べている。131例目では70~90代の利用者11人の感染が確認された。県の糸数公保健衛生統括監は「自宅にいる間に家族から感染する場合もある」と注意を呼び掛けた。

 

 129例目のクラスターとなった那覇市の接待を伴う飲食店では、新たに店員1人の関連が追加され、合計6人となった。

 

 医療従事者向けのワクチンは11日に追加の7箱(1箱195瓶)が届く予定。1瓶当たり5回接種する計算だと6825人分に相当。県によると中頭病院、中部徳洲会病院、ハートライフ病院、友愛医療センター、南部徳洲会病院、那覇市立病院、沖縄赤十字病院に1箱ずつ配送されるという。

 

 米軍関係は7日、8日と感染者はゼロだった。

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