東北の食材を味わいながら応援する「復興ランチ」が8日、IT企業カヤック(鎌倉市御成町)が同町で運営する「まちの社員食堂」で始まった。同社と東北在住の若者らが協力して企画し、代金の一部を被災地に寄付する。若者らは「東北の魅力を食べて、元気になってもらいたい。いつか東北を訪れるきっかけになれば」と話している。
普段は、鎌倉で働く人々に限定してオープンしている同食堂が、今月19日までは全ての人たちに開放される。
掲げられたメニューは「復興丼」。宮城県気仙沼市のメカジキ漬け、南三陸町のタコにホタテに三崎のマグロもたっぷり。東北と神奈川の味のコラボレーションに「みんな仲間」という思いを込めた。
風味豊かなみそ汁のみそとワカメは陸前高田産だ。男性客は「新鮮でめちゃめちゃおいしい。今はコロナ禍で行けない東北を、食を通じて応援したい」と笑顔を見せた。