氷川きよし、新曲「南風」MVとニュービジュアルが公開!「皆さんの背中を押せるような温かい歌を歌いたい」

今年、 デビュー22年目を迎えている氷川きよし。 2021年は「氷川きよしコンサートツアー2020-2021 ~Never give up~」と銘打ったツアーを1月21日(木)の初日・ウェスタ川越からスタート予定だったが、 新型コロナウィルス症感染拡大防止のため、 初日公演から2月1日(月)と2日(火)の中野サンプラザ、 2月14日(日)の長良川国際会議場まで3ヶ所4公演を延期。 あらためて感染症対策を徹底し、 2月26日(金)の習志野公演よりツアーをスタートした。

そしてそのステージ上にて2021年の新曲「南風」の3月30日(火)発売を発表・初歌唱した。 この新曲「南風」はデビュー22年目の氷川きよしの更なる進化を遂げる楽曲。 原点に立ち返り、 師匠・水森英夫先生の歌謡曲楽曲となった。 この困難な時代に前向きな気持ちを胸に生きていこうとする思いを歌った、 氷川の等身大の想いを載せた真髄を見せる楽曲となっている。

発売に先駆け解禁されたビジュアルは、 優し気な水色のジャケット姿の氷川が青色のオーガンジーを背景に笑顔を見せるものとなっている。 CDは同じ表情のAタイプと、 真摯なまなざしを向けるBタイプ、 おおらかに両手を広げたCタイプの3種類のジャケットでビジュアルとカップリング曲をそれぞれ違うものとして発売される。

Aタイプのカップリング曲は今年作詞家生活40周年を迎える松井五郎先生の作詩による、 叶わぬ恋を歌った「たわむれのエチュード」。 Bタイプのカップリング曲はデビュー曲「箱根八里の半次郎」の作詞家の故 松井由利夫先生の遺作で女性版の股旅もの「おんな花笠 紅とんぼ」。 Cタイプのカップリング曲は数々の作品で作詞をお願いしているかず 翼先生によるもので、 両親を亡くし懸命に生きる姉弟を描いた「磯千鳥」。 全タイプ、 趣の違うバラエティの富んだ3種類となっている。

また、 「南風」のMVも同時に公開された。 2月上旬に東京近郊で撮影されたMVは新曲の世界観を落とし込み、 氷川が歩くシーンを軸にワンカット風の仕上がりとなって、 前向きに歩いていくイメージを描いた映像となっている。

氷川きよしコメント

いつも氷川きよしの歌を愛してくださり、 本当にありがとうございます。 このたび、 3月30日に新曲「南風」を発売させていただきます。 今回は自分の師匠である水森英夫先生にメロディを書いていただき、 またこれまでにも何曲もお世話になっておりますかず翼先生に詩を書いていただきました。 水森先生とのやり取りの中で、 今、 この時代に皆さんの背中を押せるような、 温かい歌を歌いたいと「南風」というタイトルが決まり、 そこからかず先生に詩を書いていただきました。 本当に温かい歌で、 優しい気持ちになる曲になりました。 今、 世の中全体が「北風」のような大変な世の中ですが、 少しでも歌で励ましの言葉を送らせていただきたいという想いが形になった作品です。 デビューから22年目。 前作「母」は、 また一から生まれたような気持で、 そして、 そこから今作「南風」では新たな夢を掴むために主人公がどんなことにも負けず、 明日に向かって生きていく、 そういう姿が見える本当に心にジンと来る作品となっています。 カラオケでも本当に歌いやすいと思いますし、 いろんな世代の方々に聴いていただける歌謡曲に仕上がっています。 氷川きよしの新たな出発の作品、 22年目のスタートの作品です。 「南風」、 ぜひ、 お聴きください。

【Aタイプカップリング曲「たわむれのエチュード」に関して】

Aタイプのカップリングは「たわむれのエチュード」という結ばれない切ない恋の一曲になっておりまして、 初めて松井五郎先生に詞を書いていただきました。 そして水森英夫先生に曲をつけていただきまして、 この曲を初めて聴いたときになんて奇麗で切ない歌なんだろうと思いましたし、 どなたも恋はすると思うし、 だれでも人を好きになることは止められない。 そんなかなわない恋を表現していると思うし、 とても胸が締め付けられる、 幸せにたどり着けない一人の主人公の想いがとても伝わってくる一曲となっています。

【Bタイプカップリング曲「おんな花笠 紅とんぼ」」に関して】

Bタイプのカップリングは「おんな花笠 紅とんぼ」。 10年以上前にいただいていた歌詞で、 私の自宅の机の中にありまして、 松井由利夫先生が女性版の股旅ものの歌詞を書いてくださっていたんです。 これは当時のプロデューサーである長良じゅんプロデューサーが「お前に色っぽい女版の股旅ものを歌わせたい」とおっしゃって、 松井先生に頼んでくださいました。 カラッとしていて、 水森先生のメロディーが心地いい女性版股旅演歌になっています。

【Cタイプカップリング曲「磯千鳥」に関して】

この曲はお姉ちゃんと弟が力を合わせて亡くなった父と母に対する想いを感じながら、 二人で生きていくという、 すごくしんみりとした演歌になっています。 演歌って心にじわっとしみてくるんだなと思わせていただける作品になっております。

【MV「南風」について】

この「南風」のMVは、 シンプルな映像に作らせていただきました。 監督はここ最近のMVを撮ってくれている同じ監督なのですが、 自分としては前向きなイメージを持ってずっと歩き続けるという映像にしたいと思いました。 何があっても止まらない、 どんなことがあっても負けない、 そんな凛とした主人公を描きたくて、 ずっと歩いている映像を主体としました。 男女問わず、 人間はいろんなことを乗り越えて、 毎日いい時もあれば、 悪い時もある、 どっちにしても止まらない歩き続けてで行こうという想いを表現した映像にしました。

すごくいいロケーションで、 当日は寒かったんですが、 ほんわかな南風が吹いてくるような、 そんな場所で撮影しました。 映像からもそんな雰囲気が漂ってくると思います。 本当にさわやかな気持ちになれる氷川きよしらしい映像になったのではないかなと思います。

様々な歌を歌っていく中で、 この「南風」はまた背中を押してくれるような、 自分らしくありのままで輝いていくんだよというそんな温かい気持ちに励まされる作品になっております。

皆さんの心の応援歌になるといいなと思っておりますし、 この曲が多くの方の心に届くといいなと思っております。 このMV「南風」もじっくり楽しんでいただければ嬉しく思います。

氷川きよし

© 有限会社ルーフトップ