ナショナルズ ソト、ターナーの両スター選手と契約延長交渉へ

ナショナルズのマイク・リゾーGMは自軍の若きスター選手、フアン・ソトとトレイ・ターナーについて、契約延長に向けた準備を球団内で進めていることを明らかにした。「それについてはオーナー側と話し合いをしている。どのような時間枠で交渉していくかを決定しようとしているところだ」とリゾー。「近い将来のどこかのタイミングで両選手に対して長期にわたる契約延長のオファーを提示することになると思う」と契約延長交渉を行う予定であることを明言した。

現在22歳のソトはメジャー3年目の昨季、新型コロナウイルスの陽性反応で出遅れたものの、47試合に出場して打率.351、13本塁打、37打点、OPS1.185という素晴らしい成績を残し、リーグ史上最年少の首位打者に輝いた。打率、出塁率、長打率、OPSの4部門を制覇するのは2004年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)以来の快挙であり、球史に名を残す名打者となる可能性を秘めている。

ソト自身は契約延長よりも野球に集中したい意向を示しているが、ナショナルズとしては早めに長期契約で囲い込んでおきたいところ。フェルナンド・タティスJr.(パドレス)が手にした14年3億4000万ドルを上回る破格のオファーが提示される可能性もある。

一方、現在27歳のターナーはメジャー6年目の昨季、59試合に出場して打率.335、12本塁打、41打点、12盗塁、OPS.982の好成績をマーク。近年は長打力がアップし、完成度の高い5ツール・プレーヤーとなりつつある。

順調にいけば2022年シーズン終了後にフリーエージェントとなる予定だが、ターナー自身は先月、「キャリアをナショナルズ一筋で終えたいと思っている」と発言。ナショナルズへの愛着を口にしており、ナショナルズにとっては契約延長の実現に向けて追い風となりそうだ。ターナーの希望通り、「生涯ナショナルズ」が保証されるような長期契約が実現するか注目したい。

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