メッツのホゼ・マルティネスが左膝半月板損傷 4ヶ月離脱へ

今オフの補強により選手層が非常に厚くなったメッツだが、新戦力の1人がレギュラーシーズン開幕を待たずに戦列を離れることになってしまった。ホゼ・マルティネスは日本時間3月8日のオープン戦に一塁手として出場し、守備時に塁審との接触を避けようとして左膝を負傷。翌9日にMRI検査を受けた結果、左膝半月板の損傷が判明し、今週中に手術を受けることになった。ルイス・ロハス監督によると、マルティネスは4ヶ月ほど戦列を離れる見込みだという。

現在32歳のマルティネスは昨年12月にカブスからノンテンダーFAとなり、今年1月にメッツとスプリット契約(メジャーとマイナーで年俸が異なる契約)。スプリング・トレーニングで開幕ロースター入りを争う予定だった。しかし、オープン戦で左膝を痛め、自力では歩くことができず、コーチの肩を借りて負傷退場。一夜明けた日本時間3月9日にも左膝の状態は改善されておらず、検査の結果、4ヶ月の戦線離脱を要する重傷であることが判明した。

レイズとカブスでプレーした昨季こそ34試合で打率.182、2本塁打、10打点、OPS.561と不振を極めたマルティネスだが、カージナルス時代には2017年から3年連続で2ケタ本塁打を記録。自身初の規定打席到達を果たした2018年には打率.305、17本塁打、83打点、OPS.821の好成績を残し、2019年のポストシーズンでも7試合で打率.538の大活躍を見せた。

マルティネスが離脱したことにより、メッツの開幕ロースターの控え野手5枠は捕手のトマス・ニドー、内野手のジョナサン・ビヤーとルイス・ギヨーメイ、外野手のケビン・ピラーとアルバート・アルモラJr.という顔ぶれになる可能性が高い。ロハスが「我々の選手層は厚い」と語っているように、ブランドン・ドルーリーやマレックス・スミスといったメジャーでの実績がある選手もマイナー契約で加わっているが、彼らが開幕ロースター入りを果たすためにはオープン戦での猛アピールが必要になるだろう。

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