最新の開幕ロースター予想 日本人8名が順当にメンバー入り

メジャーリーグ公式サイトでは30球団のビートライター(番記者)が担当球団の開幕ロースター26名を予想している。日本時間3月9日に大幅なアップデートが行われ、故障者や移籍情報を反映した最新の情報が公開された。日本人選手は澤村拓一(レッドソックス)、筒香嘉智(レイズ)、前田健太(ツインズ)、大谷翔平(エンゼルス)、菊池雄星(マリナーズ)、有原航平(レンジャーズ)、秋山翔吾(レッズ)、ダルビッシュ有(パドレス)の8名が順当にメンバー入りしている。

レッドソックスの澤村はブルペン9枠の一角に名を連ねた。ただし、アレックス・コーラ監督は「開幕時点では澤村をクローザーとして起用しない」との方針を明らかにしており、オープン戦で好成績を残した場合はセットアッパーからのスタートとなりそうだ。

レイズの筒香は「ユーティリティ」の枠でメンバー入り。「一塁、三塁、左翼、指名打者での起用が想定されている」と言及されており、不動のレギュラーではない立ち位置からのスタートとなる。

ツインズの前田はホゼ・ベリオスに次ぐ先発2番手との予想。ベリオス、前田、マイケル・ピネイダ、J・A・ハップ、マット・シューメイカーの5人が開幕ローテーションを形成する。

エンゼルスの大谷は「二刀流」の枠でメンバー入り。ジョー・マドン監督は「6人制ローテーションの一角として起用する」と語っており、従来の「登板は週に1度」というやり方にはこだわらない方針だ。

マリナーズの菊池は先発5番手との予想。マリナーズは今季も6人制ローテーションを採用する方針であり、マルコ・ゴンザレス、ジェームス・パクストン、ジャスタス・シェフィールド、クリス・フレクセン、菊池、ジャスティン・ダンの6人が有力となっている。

レンジャーズの有原は先発5枠の4番目に名前が登場。カイル・ギブソン、マイク・フォルティネビッチとともに「ローテ入り確実」の3人に名前が挙げられている。

レッズの秋山は外野手5枠の一角としてメンバー入り。今季はナ・リーグでDH制不採用が濃厚のため、「左打ちの秋山はセンターで右打ちのニック・センゼルとプラトーンになる可能性がある」と予想されている。

パドレスのダルビッシュはディネルソン・ラメットに次ぐ先発2番手との予想。ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブ、クリス・パダックとともに「球団史上最高の開幕ローテーション」の一角を担う。また、残念ながら記事中に加藤豪将の名前はない。

ジャイアンツの山口俊は開幕ロースター26名から漏れるとの予想だが、ローガン・ウェブ、コナー・メネズ、スコット・カズミアー、ニック・トロピアーノとともに「先発5番手争いの候補」として記事中に名前が登場。オープン戦でアピールを続けていれば、先発投手の誰かにアクシデントが発生した場合、ロースター入りのチャンスが巡ってくるかもしれない。

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