【フロリダ州セントピーターズバーグ8日(日本時間9日)発】WWEのロウ大会が配信され、幹部シェーン・マクマホン(51)と、巨獣ブラウン・ストローマン(37)の遺恨が極限に達してしまった。
巨獣は先週大会でロウタッグ王座に挑むも、シェーンの不可解な指示でほぼ手中にした王座を逃した。「俺は心の底から怒っている。今、この場に出てきて釈明しろ!」とシェーンを呼び出した。
リングインしたシェーンは、いきなり巨獣の顔面に顔を突き出して挑発する。あわや大乱闘かとも思われたが、不服そうに「謝罪するよ」とひと言だけ残してリングを去った。去り際にも巨獣をにらみつけており、謝罪は決して本心ではなかった。
シェーンはその後、アダム・ピアース・プロデューサー(42)を呼ぶと、再度巨獣との対峙を要求。リングに呼び込むと、散々もったいぶった後に「皆が君をバカだと言う。だが俺だけは君のことを体が大きいだけのバカ野郎とは言わないぜ」と完全にバカ扱いしてしまう。
さすがに怒った巨獣はバックステージまで追いかけてきたが、シェインはリムジンで逃走。立ち去る巨獣の背中を見つつ「やっぱりバカだな」とあざ笑った。
果たしてシェーンの真意は何なのか。もはやここまで両者の感情がもつれると直接対決は避けられそうにない。決戦の舞台は次回PPV大会「ファストレーン」(21日)になるのか、それとも祭典「レッスルマニア37」(4月10、11日)になるのか。