「AL SCHMITT ON VOCAL AND INSTRUMENTAL RECORDING TECHNIQUES~アル・シュミット流 ボーカル・楽器録音術~」が早くも重版。
株式会社メディア・インテグレーション/MiM booksは、 2021年2月発売の『AL SCHMITT ON VOCAL AND INSTRUMENTAL RECORDING TECHNIQUES~アル・シュミット流 ボーカル・楽器録音術~』(著者:AL SCHMITT、 訳者:沢口 真生(Mick Sawaguchi))が重版となった。
スティーリー・ダンやTOTO、 ナタリー・コール、 クインシー・ジョーンズをはじめ、 数々のビッグアーティストと制作をともにしてきたアル・シュミット。 グラミーを23回受賞、 150以上のゴールド・プラチナディスクを獲得してきた、 まさにサウンドエンジニアリングのレジェンドとも言える存在です。 そのアル・シュミットがこれまで積み重ねてきたレコーディングノウハウを取りまとめたのが本書。
“ 録音時でほぼ完結させる”と語るシンプルに研ぎ澄まされたレコーディングで、 自然かつクリーンなアル・シュミットサウンドが生み出される秘訣から、 アルが好んで用いたヴィンテージや現代に至るまでの名機レビューまで、 「そのとき」に匠が見ているものは何なのか、 どのような機材をどう使ってエンジニアリングを進めるのか、 いまのサウンドの礎を作ったとも言えるアル・シュミットのサウンドメイキングが明らかになる。
●アル・シュミットの研ぎ澄まされたレコーディング術の秘訣。
若き日のアルが得た経験、 積み重ねられたノウハウ、 数多くのメジャーアーティストとどのように向き合ってパフォーマンスを引き出したのか。 アル・シュミットサウンドを織り成す録音術をレコーディングソースに分けて解説。
●往年の名マイクたちと機材をアル・シュミットの目を通して知り尽くす。
NEUMANN、 AKGからaudio-technicaなど、 ヴィンテージから最新機器までアル・シュミットがそれをどう捉えて、 どう使っていたのか。 網羅された名機たちをアル・シュミットの目を通して紐解く。
●録音機材を専門とするRock oNによる少数発行、 世界に誇るノウハウをお届け。
「素晴らしいサウンドを作ろうとする皆さんをサポートし経験と成果を共有する」。 METAlliance Academyのその信念に共鳴し、 株式会社メディア・インテグレーション Rock oNでは国内翻訳出版権を取得。 世界に誇るサウンドエンジニアリングのテクニックをお届け。
目次
第1章 ボーカル録音とマイクロフォン
1-1 コントロール・ルームでファースト・テイクをミュージシャンと聴く
1-2 ボーカル・マイクロフォンの選択
第2章 ボーカリスト- 歌い方とカブリについて
2-1 マイクロフォン・テクニック
2-2 アーティストを深く理解する
第3章 録音スタジオでの配置
3-1 目線の重要性
3-2 無指向性マイクロフォンのメリット
第4章 バンド録音
4-1 扱うことの少ない楽器
4-2 彼らがいかに気持ち良く演奏できるか
4-3 男性歌手とマイクロフォン
4-4 女性歌手とマイクロフォン
4-5 バッキング・コーラスのマイクロフォン
4-6 合唱のマイクロフォン
4-7 デュエット
4-8 ボーカルで使用するマイクロフォン・プリアンプ
第5章 リズム・セクション
5-1ドラム録音
5-2 アコースティック・ベース
5-3 エレクトリック・ベース
5-4ピアノ
5-5アップライト・ピアノ
5-6 ハープシコード
5-7 アコースティック・ギター
5-8エレクトリック・ギターとハモンド・オルガン
第6章 木管、 金管、 弦楽器
6-1サキソフォン
6-2 ブラス
6-3 弦楽器
第7章 アル・シュミットお気に入りの機材
7-1 マイクロフォン
7-2プリアンプとイコライザー
7-3コンプレッサー