『おじさん日記』刊行記念トークイベント、著者RYO OGATA氏が制作秘話やライブペインティングを披露!

RYO OGATA著『おじさん日記』(小学館集英社プロダクション 刊)を記念して、3月11日(木)に都内でトークイベントが開催される。主催はTSUTAYA 田町駅前店。

「YAHOO!ニュース」をはじめネットニュースで注目を集めた19歳の東京藝大生、 RYO OGATAさんによる初の著書『おじさん日記』(発売:3月11日ごろ、 発売元:小学館集英社プロダクション)の刊行を記念し、 RYO OGATAさんのトークイベントが開催されます。 おじさんの絵日記という前代未聞の書籍について、 その創作の裏側に迫る。

著者のRYO OGATAさんは、 19歳の東京藝大生。 昨年大学に入学したばかりですが、 高校生のころから個展の開催や、 独自の創作プロジェクトが「YAHOO!ニュース」に取り上げられるなど、 その活動はすでに多くのメディアで注目されている。そんな現役大学生が、 おじさん会社員の絵日記をつづる。 この突飛な企画がどのように生まれ、 制作されたのか、 制作の裏側や出版までの経緯について、 お話しする。

「57歳のおじさんが、 もしも絵日記をつけていたら……」

おじさんの日常にはどんなことが起こるのか。 おじさんは一日のなかでいったい何に気を留めるのか? 本書は、 19歳の東京藝大生がそんな妄想を膨らませながら、 架空の平凡なサラリーマン「竹田まさる」に巻き起こる日々の出来事を色鉛筆で記録した空想絵日記だ。全ページにおじさん。めくるたび、 じわじわとクセになる。

平凡な会社員が出会う、 「異常」な人々

絵日記の描き手は、 竹田まさる、 57歳。 住まいは東京・田町のオフィス街。 約30名の会社で経理課の課長をしている、 平凡な会社員。 しかし、 そんな彼の日常は、 普通ではない人々やシュールな出来事にあふれています。 毎朝、 まっ黒のごみ袋を大量に出す隣家の青年……。 電車内で自分をはさんでおしゃべりするおば様たちの話題は自分のスリーサイズ……。 参加したパソコン講習会は自分が最年少……。 得体のしれない人物に思わずドキッとしたり、 年齢や体の衰えにトホホと肩を落としたり、 現実にありそうでない、 ないようでありそうな、 そんな多難な毎日を1年にわたって描かれている。

作者は19歳! 精密な筆致で描く東京藝術大学生

57歳のおじさんの日常を描くのは、 19歳。 東京藝術大学の1年生。 本書では、 髪の毛1本、 顔のしわ1本まで、 緻密に徹底的に描写。 「笑っているのか、 疲れているのか」おじさんのはっきりしない物憂げな表情や、 たれ下がった皮ふや体型など、 デフォルメされていながらも人物たちがリアルに迫ってくる。色鉛筆で描かれる絵日記ですが、 各章の間のプロフィールコーナーなどは、 タッチを変えた水彩画。 人物や街の様子をさらに精密に描いた絵画として味わえる。「外で見かける人で一番多かったのがおじさんでした」という作者。 生まれも育ちも、 東京・田町のオフィス街。 朝から疲れきっているサラリーマンや、 居酒屋で大暴れするスーツ姿を日々目にして育った視点は、 おじさんへの強烈な興味と愛情に満ちている。

「Yahoo!ニュース」でも話題のキャラクターが、 ついに書籍化!

高校生のころから個展を開催してきた作者のRYO OGATA。 独特の画風はすぐに話題となり、 雑誌『Olive』や『ミセス』、 『プレジデントファミリー』などで紹介され、 テレビ番組から取材オファーも。 映画界からもアメリカ映画『IT/イットTHE END』のキャンペーンアート制作に起用されるなど、 その才能が注目されている。朝日新聞社のサイト『withnews』で、 当時SNSで発表していた「おじさん日記」が取り上げられると、 YAHOO!のトップニュースにも掲載。 瞬く間に700近いコメントが付き、 賛否両論を起こした。

本書はそんな話題の絵日記を、 おじさんの1年間の記録として1冊にまとめたもの。 掲載の作品はすべて描きおろし、 めくるたび「全ページにおじさん」という異色のイラストブックだ。

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